シルバーウィーク、どのように過ごされました?
僕は3連休でしたが、ある場所に行ってきました。
そして、そこで貴重な体験をしてきましたよ。
どこで何をしてきたのかは編集後記にて。
さて、人材育成に携わる仕事をしていると色々な相談を受けます。
最も多いのが
『人を育てるにはどうしたらいいか?』
という相談です。
ある調査によると、経営者の実に76%以上の方が
優秀な人材が不足しているというお悩みを抱えているそうです。
あなたの会社ではどうでしょう?
さてさて、
では「優秀な人材を育てるにはどうすればいいか?」
という問いに対して、答えを求めるとしたら・・・、
なんと答えます?
実は、これ、とっても難しい問いなんです。
直接的にこの答えを求めようとしても行き詰まります。
なので、仮説を立てます。
いくつか仮説は立てられますが、
ここでは「優秀な人材が育つ環境をつくる」としましょう。
そして、「優秀な人材が育つ環境」について条件出しをします。
・明るく活気がる
・前向きに考えられる
・学習の機会がある
・仕事が認められる
・助け合う文化がある
などなど、たくさん出てくると思います。
これらを一つ一つクリアしていくと、その「環境」は整ってきます。
そうすると理論上、優秀な人材が育つはずです。
もし、そうならなかったら、仮説がまちがっているので、
違う仮説を立てて検証してみてください。
とはいえ、この場合は間違いなく優秀な人材が育ってくれると思います。
これまで多くの企業で検証させていただいておりますので。
今日は5つ出した優秀な人材育つ環境の要件のうち、
「学習の機会がある」について、もう少しお話します。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の上級講師である
ピーター・センげ氏は著書『学習する組織』の中でこう言っています。
「チーム学習はきわめて重要である。なぜなら、現代の組織における学習の基本単位は個人ではなくチームであるからだ。肝心なのはここである。チームが学習できなければ、組織は学習し得ない。」
個人個人の学習ももちろん大切ですが、
チームで学習することが何より大切だと言っているのです。
さらに、組織が「学習障害」を抱えているかどうかを
7項目から見極められると言っています。
そのうち、もっとも簡単にチェックできる2項目をあげますね。
1)「私の仕事は◯◯だから」
2)「悪いのはあちら」
「自分の仕事以外は責任を持ちません」
「自分は完璧に仕事をしている」
「失敗の原因は他の部署だ」
こんな言葉が社員から出ていませんか?
もし、出てきているようなら
学習障害を抱えているのかもしれません。
ぜひ、社員の声にじっくり耳を傾けてみてください。
さて、では学習する組織になるためにはどうしたらいいのでしょう?
もっとも基礎的な部分をいうと
組織に「対話」が根付いていることです。
議論でも、討論でもなく、「対話」です。
じっくりとお互いの意見に耳を傾け、
意見することなくただお互いを認め合う話し合いです。
対話する文化があれば、学習はきわめて容易になります。
お互いの良いところをきちんと認めあえれば、
より良くするために円滑に話し合えます。
その逆も同じです。
悪いところをもきちんと認めあえれば、
改善策は自然と見えてきます。
その他にも様々な要件があります。
ご興味のある方は『学習する組織』を読んでみてください。
アマゾンのリンクを貼っておきますね。
http://www.amazon.co.jp/dp/4862761011
では、今日はこの辺りで・・・。
どうでしょう?
お役に立てました?
〜〜編集後記〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シルバーウィークの真ん中、月曜日に高知県に行ってきました。
目的は二つ。
カツオのたたきを食べることと、
桂浜に行って龍馬像を拝むこと。
龍馬生誕180周年とあって、大混雑でしたが、
無事に両方とも叶いましたよ。
とくにカツオのたたきは自分たちで焼かせてくれるお店に
行ってきたので、こども達も大喜びでした。
良い経験になってくれたんじゃないかなと思います。
そうそう、「良い経験ができた」というのも
学習欲を高めてくれるエッセンスですよね。
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