2代目起業家の物語 巻の4

昨日の続きです。

 

昨日の内容が気になる方はこちらからどうぞ↓

http://www.coach-pv.com/2015/10/06/2代目起業家の物語-巻の3/

 

父の家族への想いを知って、

急いで帰った僕を迎えてくれた嫁。

 

 

またいつものように怒鳴り出すかと思いきや、

 

「よかった。帰ってきてくれて」

 

と涙目でやさしく迎えてくれました。

 

 

ちょっと拍子抜けしましたが、

嫁の本当の気持ちを知れて嬉しくもなりました。

 

本当ならこんな形じゃなくて、

ちゃんとお互いの話を聞きあって

本当の気持ちを分かち合うのが夫婦だと思います。

 

しかも、コーチという職についているのも関わらず、

一番身近で大切な人の気持ちに気付かないなんて、

はずかしいかぎりです。

 

 

でも、身近だからこそ、大切だからこそ、

気持ちがわからないってこともあるんじゃないでしょうか?

 

自分の、相手への期待の方が先立っちゃって、

相手の話を聞く前に「理解してほしい」と。

 

 

ところで、父の想いに触れ、

家族の大切さを改めて感じた僕は、

自分の中でのある変化も感じました。

 

 

それは、「大局を見る」目が備わったこと。

 

 

とはいえ、まだまだ未熟な僕は、

今よりもっと大きな視野を持つことが

今の課題かなと思います。

 

 

将来のビジョンは掲げていますが、

日々仕事をしていると、つい忘れることもあります。

 

夫婦ゲンカもそうです。

二人で、どんな未来を描いていくかを忘れて、

つい目先のことに苛立ってしまいます。

 

 

父とは違う職ですが、

同じように独立の道を選んだ僕。

 

やっと父の足元に立った感じがしています。

 

 

生前、父とはよく飲みに行っていましたが、

何を言わんとしていたのか、

少しずつわかるようになってきました。

 

父が亡くなったのが56歳。

今の僕が38歳。

 

あと、18年。

 

がんばって追いつけるかな。

 

いや、追い越さなきゃな。

 

 

父がこだわってきた、

最後までやりたいと願っていた「仕事」。

 

その「仕事」を通じて人が響き合い輝く社会をつくりたい

と、僕は願っています。

 

 

こども達にも仕事で自分を精一杯表現してほしいし、

その浮き沈みの全部を肴に酒を飲みたい。

 

 

ワークライフバランス。

「仕事と家庭の時間をきちんと分けよう」なんて言われてるけど、

そんなこと、僕にはできないな。

 

仕事だって人生の一部だし、

仕事の中で人生を表現したいとも思う。

 

日々の時間を裁断して仕事と人生を分けるのではなく、

大きな視野を持ち、人生全体の中での仕事の仕方を考えたい。

 

家族とも仕事の話をしたい。

僕たちが父からそうされたように。

 

 

話が飛び飛びになりましたが、

最後にお伝えしたいことがあります。

 

 

自分の中に脈々と流れるものに気づいてください。

 

それは、

家族との関わりの中でつくられたものかもしれません。

幼い頃の思い出かもしれません。

仲間との絆から生まれたものかもしれません。

 

 

いずれにせよ、その脈々と流れるものに気づいたら、

それを表現してほしいのです。

 

そこからは無限のエネルギーが湧いてきます。

 

 

僕は父から渡されたメッセージが、

自分の中で大きな流れになっていくのを感じています。

 

「仕事」と「家族」

 


表現の仕方は父とは違うでしょうが、

同じように大切に真剣に向き合っていきたい。

 

 

あなたはいかがですか?

 

 

今日までの4日間、

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

今後は通常どおり、人材育成に役立つお話を書き連ねたいと思います。

 

 

では、今日も楽しみましょー!